1日30分でAWS資格に合格するための勉強法|子育て中エンジニア向け
クラウドの経験は、エンジニアとしての市場価値を上げるうえで今や欠かせないものになりました。その経験を客観的に示す手段として、AWS 認定資格は分かりやすい選択肢です。
とはいえ、子育て中は休日にまとめて勉強する時間はなかなか取れません。この記事では、1日30分の積み重ねで AWS 認定資格に合格するための進め方を紹介します。
どの資格から始めるか
AWS 認定資格にはいくつかのレベルがあります。最初の1つを選ぶなら、目安は次のとおりです。
| 資格 | 向いている人 |
|---|---|
| Cloud Practitioner(基礎) | AWS をほとんど触ったことがない人。非エンジニアの職種にも向いている |
| Solutions Architect – Associate | 業務で AWS を少しでも使っている人。最初の目標として人気が高い |
| Developer – Associate | アプリケーション開発が中心で、Lambda や DynamoDB をよく使う人 |
業務で AWS に触れているなら、**Solutions Architect – Associate(SAA)**から始めるのがおすすめです。出題範囲が広く、設計の基礎を体系的に学べるため、実務にもそのまま役立ちます。
試験の形式や受験料、出題範囲は改訂されることがあるので、申し込む前に AWS 認定の公式ページで最新の情報を確認してください。
1日30分 × 3か月を基本の計画にする
合格に必要な勉強時間は、経験によって大きく変わります。業務で AWS を使っている人が SAA を目指す場合、合計40〜60時間がひとつの目安です。
1日30分なら、週5日で週2.5時間。3〜4か月ほどで届く計算になります。
| 期間 | やること |
|---|---|
| 1か月目 | 教材を1周して、出題範囲の全体像をつかむ |
| 2か月目 | 問題集を解き、間違えた分野の教材を読み直す |
| 3か月目 | 模擬試験で本番の時間配分に慣れ、苦手分野をつぶす |
最初に試験日を予約してしまうのがコツです。締め切りが決まると、30分の重みが変わります。
細切れ時間に合う教材の選び方
1日30分の勉強では、教材が「細切れで進められるかどうか」が重要です。
- 動画講座:1本10〜15分程度に分かれているものを選ぶと、30分で2本ずつ進められます。通勤中やお昼休みにも向いています。
- 参考書:1章が長すぎないものを選び、「今日はこの節まで」と区切りを決めて読みます。
- 問題集・模擬試験:スマホで解けるものを選ぶと、寝かしつけ待ちの数分も使えます。
教材を増やしすぎると、どれも中途半端になりがちです。メインの教材は1つ、問題集は1つに絞りましょう。
実際に手を動かす時間を少しだけ入れる
試験対策は知識の暗記に偏りがちですが、実際に触ったサービスは記憶に残りやすくなります。週に1回、30分だけでも AWS のコンソールで手を動かしてみましょう。
- S3 にファイルを置いて、静的なウェブサイトとして公開してみる
- Lambda で簡単な関数をつくり、API として呼び出してみる
- VPC をつくって、パブリックとプライベートのサブネットを分けてみる
検証で使ったリソースは、終わったら必ず削除しておきましょう。消し忘れたまま課金が続くのは、よくある失敗です。あらかじめ AWS Budgets で予算アラートを設定しておくと安心です。
子育て中ならではの注意点
- 試験日は余裕を持って選ぶ。 子どもの体調不良で勉強が止まる週は必ずあります。計画より2〜3週間後ろの日程を予約しておくと、焦らずに済みます。
- オンライン受験か会場受験かを決めておく。 自宅でのオンライン受験は移動時間がかからない一方、試験中に部屋に誰も入れない環境が必要です。家族の協力が得にくい場合は、会場での受験が確実です。
- 家族に予定を共有する。 受験日とその前の週は、寝かしつけの分担を調整してもらえないか相談しておきましょう。
まとめ
- 業務で AWS を使っているなら、最初の目標は Solutions Architect – Associate がおすすめ
- 1日30分 × 3〜4か月を目安に、最初に試験日を予約する
- 教材は細切れで進められるものを、メイン1つと問題集1つに絞る
- 週に1回はコンソールで手を動かし、使ったリソースは必ず削除する
まとまった時間がなくても、30分を積み重ねれば資格には手が届きます。